パンフレット制作
大興運輸株式会社様
大興運輸株式会社様 パンフレット制作
採用力と企業価値を高めた高校生向け採用パンフレットの刷新
ターゲットのニーズ深掘りと今どき感のあるデザイン性を両立し、ありのままの魅力が伝わる見やすく手に取りやすいツールへと
刷新しました。納品後は、高校の進路指導室や説明会での活用が期待され、社内でもモチベーション向上などのポジティブな効果が生まれています。

背景
既存パンフレットの課題は何でしたか?
当時、高校生向けに配っていたパンフレットが、本当に「営業向け」の内容だったんです。「会社が行っている仕事はこうです」「取引先はこんな感じです」「支店がこれくらいあります」という情報の羅列ばかりでした。難しい用語ばかりが並んでいる上に、高校生が一番知りたいはずの「先輩社員の情報」がゼロ。正直、学生からすると非常に「とっつきにくい内容」だなと感じていました。
一応、事務職向けのパンフレットは用意されていたのですが、高校新卒の子が入る「業務職向け」のツールが社内にありませんでした。実際は、Excelで頑張って作った学園祭のチラシのようなものが2枚付いているくらいしかなくて……。有給取得率などのデータにイラストがついている程度の簡易的なものでした。 今の時代、高校生の求人倍率はものすごく高いので、これでは会社のリアルな魅力が届かないという課題感がありました。せっかくならプロに頼んで、とっつきにくいイメージを払拭し、ありのままの「入りたい」と思えるようなコンテンツを提供したいと考えたのが刷新のきっかけです。
初めてプロジェクトを主導する中で、どのような難しさがありましたか?
このプロジェクトは、私にとって「初めて自分主導で入って、プロジェクトリーダーとして動かす」という記念すべき1発目の案件でした。 そのため、最初は業者さんとのやり取りをどう進めていけばいいのかも、社内の手続きの回し方も何ひとつ分からない状態からのスタートで、色々とご迷惑をおかけしたなと思っています。
実際、社内の決裁や契約にいくまでに踏まなきゃいけないステップが非常に多いですし、時間も「この日にしか承認ができない」と決まっていて、どうしても時間がかかってしまいました。 それに加えて、普段の進め方として、このプロジェクトで初めて「Chatwork」というサービスを利用したんです。私自身がまだ不慣れな中で、あまりデジタルが得意ではない会社ということもあり、「本当に関係者が見ているのかな?」と不安になって口頭で確認することもありました。システムの利用許可(自社のセキュリティ的に大丈夫なのか、親会社のルール的にセーフなのか)を得るのにも時間がかかってしまい、そうした社内の理解や許可を得るための調整が、初めての私にとっては手探りで大変な部分でした。
複数の制作会社を検討される中で、弊社を選んでいただいた決め手は何でしたか?
最終的に3社ほどで比較・検討したのですが、フロンティアエージェンシーさんにしようと決めたポイントは大きく2つあります。
1つ目は、最初の提案の段階で、すでに私たちの会社のことを徹底的に調べてくださっていたことです。その上で、今の高校生の採用市場がどうなっているのか、トレンドをしっかりと掘り下げた具体的な提案をしてくださいました。デザインに関しても非常に「今どき感」というか、時代に合ったおしゃれさがあり、一目で良いなと感じました。 他社さんだと「パンフレットより動画の方がいいんじゃないですか?」と自社が得意な分野に寄せた押し売りのようなアプローチがあったり、「採用系は実はやったことがないんです」という会社さんもありました。その点、フロンティアエージェンシーさんはパンフレットとしての完成度の高さと、採用としての目的意識のバランスがずば抜けて良かったです。
2つ目は、先のステップが具体的で、未来のビジョンが見えたことです。打ち合わせの中で「夏頃に、一緒にトヨタ支店を見学しに行きませんか?」といったお話があり、「仮に今後進めていくなら次はこうしていきたいですね」というお話がすごく具体的でした。 それに、3社比較の中で、先輩社員から「他社が今このくらいの金額なので、なんとかここで抑えられませんか?」とシビアな予算交渉のメールを送った際も、熱意を持って快諾してくださいました。私はCCでそのメールのやり取りを見ていて「これが交渉か、すごいな」と感動しましたし、それに応えてくれた姿勢を見て「ここにお願いするしかないな」と決定しました。
制作プロセス
制作中のやり取りや、スケジュール進行のスピード感はいかがでしたか?
ここまで完成させてくださって、本当にありがたい限りです。進行中は、だいぶわがままな感じで「ここを修正していただけませんか」というご要望を、しかも後から後から送りつけてしまい申し訳ありませんでした。
でも、そこですぐさま修正の原稿を送ってくださって、そのスピード感がすっごいありがたかったです。
「とんでもない時間じゃない?めちゃめちゃ急ぎだったんだっけ?長時間労働を強いてしまったかな」と思って、その圧倒的な熱量にはしびれました! そこから迅速に対応していただいて、修正がぱっぱと届くので、こちらの上のほうに確認していただくために一度印刷して準備するのですが、その社内確認のスピードが追いつかないくらい早かったです。「あれ、私まだ修正前の古い方を渡しちゃってた!」と焦るくらいスピーディーでした。
デザインや構成の決定において、プロならではだと感じた部分はありましたか?
やはりデザインや構成のプロと関わることで、私たち自身の視点がガラリと変わりました。 例えば、誌面をチェックする際、「遠目から見たときに全体のキリが良い位置が揃っているか」「パッと見の高さが合っていて違和感を抱かせないか」という見栄え(空間構成)の観点です。これまではそんな風に資料を見たことがなかったので、「あっ、確かに!」となりました。この魅せ方のテクニックは、今後私が作る会社説明会のパワーポイント資料などにもそのまま使えるな、と大きな学びになりました。また、私たちは最初「いい感じの綺麗なパンフレットが作れれば、それがゴールなのかな」と漠然と考えていた部分がありました。しかしフロンティアエージェンシーさんは、採用というお仕事は「会社を売り込む営業的な側面がある」という前提に立ち、今の学生が本当に欲しい情報は何か、ターゲットのニーズをどこまで深掘りしてデザインに落とし込むか、という本質を徹底して考えてくださいました。プロの方々と深く議論を重ねたことで、採用活動において本当に大事にすべき観点を教えていただいたと感じています。
撮影当日の進行や、現場でのエピソードについて教えてください。
当日の撮影も、「このカットが欲しい」というものに対して細かく動いてくださり、ものすごいこだわりを感じました。「こんなに、同じカットの同じように見えるものを丁寧に追うんだ」と驚きましたし、天気もすごく気にしてくださって。正直、私はそこまで考えていなくて「まあ曇りでも雨さえ降っていなければいいのかな」なんて思っていた節があったので、午後から綺麗に晴れた方の写真が今回の表紙になったのを見て、やっぱり天候も大事なんだなと痛感しました。
その表紙なのですが、現場にいた入社1年目の若いドライバーの子を急遽モデルとして大抜擢したんです。現場に出ちゃうと本人と連絡が取れなかったので、上司の室長さんに確認したら、本人の許可はまだ聞いていないのに「絶対オッケーです!」って(笑)。 実際、表紙の実物を見て、室長さんがものすごい楽しそうに「お前、表紙になってるやん!」って絶対に言われる、みたいに今からネタにして可愛がっているんですよ。そんな温かい現場の雰囲気のなかで撮影ができたのも、すごく印象に残っています。
成果・効果の紹介
完成したパンフレットに対する、社内や上層部からの反響はいかがですか?
私たちの会社はどうしても歴史がある分、放っておくと「昭和の考え方やデザイン」に寄っていってしまう環境があります。だからこそ、今回のデザインがどう受け止められるかドキドキしていましたが、上層部からもこれだけ良い評価をいただけたので本当に安心しました。実物を見た現場のメンバーたちも、間違いなく喜んでくれると確信しています。
採用活動(高校生や先生方向け)への活用において、どのような効果を期待されていますか?
さっそく高校の先生との懇談会があるんです。そこには何十校ぐらい集まるのと、あと生徒向けの説明会ももう1個あって、いきなり50部くらい使うかもしれません。なので本当にワクワクですし、反響が楽しみです。
今までの「営業用のパンフレット」と比べると、今回のツールはパッと見でおしゃれな雰囲気があって、洗練されています。専門学校さんのパンフレットのような雰囲気が出せるので、これが高校の進路指導室のラックにポンと置いてあったら、絶対にみんな手を止めて手に取ってくれると思います。「これ何の会社だろう?」と気になっちゃいますよね。進路の先生や学生へのアプローチとして、これ以上ない強力な武器を手に入れられたと感じています。
今後の展望
今回のパンフレットが持つ「仕組み(設計)」を、今後どのように活かしていきたいですか?
このパンフレットの最大の強みは、やっぱり差し替えができる構造だと思うんです。全体がポケット付きのホルダーになっていて、中は各200部ずつの挟み込みになっています。 今後もしこちら側で情報変更などがあった場合でも、丸ごと作り直す必要がなくて、この中身1枚の変更だけで大丈夫なので、これからの変更コストは結構下がってくるかなと思っています。
その点でも本当に大満足です。差し込み順も、基本的には「仕事内容」を一番前に持ってきて、次に「キャリアプラン」、
「インタビュー」、最後に「会社概要」という順番がしっくりきています。 ただ、折る作業と挟み込む作業がちょっと大変そうだなというところはあるのですが……。
名刺を挟めるポケットもついているので、機会があれば挟んでお渡しする、という運用を社内でやっていきたいです。
今後、フロンティアエージェンシーと一緒に挑戦してみたい次のステップはありますか?
まずは、情報が古くなってしまっている「大学生向けの採用ツール」の刷新が必要になったタイミングで、ぜひまたフロンティアエージェンシーさんにお願いしたいと考えています。
また、今回の提案を通じて、平面(文字と写真だけ)ではない、音や動的な情報の重要性も強く感じました。社内のネット許諾やデジタル化の壁はまだありますが、今後は求職者向けの「ドライバー密着動画」や、YouTube・TikTokなどのSNSを活用した採用動画の展開にも興味があります。その際は、SNS運用の知見や動画制作のノウハウを頼りに、またユニークで学生の心に刺さる仕掛けを一緒に作っていきたいです。

会社概要
| 会社名 | 大興運輸株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | 株式会社豊田自動織機グループの一員として自動車部品物流に特化した総合物流企業 |
| 設立 | 1943年 |
| 従業員数 | 1689名 |
| Webサイト | https://www.taikoh.co.jp/ |